【完結】俺様王子×天然ちゃん

「この方がいいだろ?」


愁くんはそう言って、ニコッと笑った



「うん……」



なっ、なんか恥ずかしい……



「なぁ、楓?」



「なぁに?」



あたしは愁くんを見つめた



「今度さ……俺ん家、泊まりに来ねぇ?」



「……えっ?」



あたしは愁くんに視線を向けた



「あっ、いや……そっ、そういう意味じゃなくて……」



愁くんはあたしから目を反らした



「えっ、えっと、そのぉ……」



泊まりに行くってことは……つまり、そういう……こと、だよね?



処女のあたしでも分かる