【完結】俺様王子×天然ちゃん

「だって、幸せだし」



「はぁ……」



陸人はもう一度ため息をつくと、自分の席へと戻って行った



なんだアイツ?



そして、そのまま普通に授業が終わった



「愁く~ん!」



昼休みになるとすぐに、楓が俺のところに手を振りながら駆け寄ってきた


「あっ、楓」



俺は楓に手を振り返した


そんな俺たちを見て、陸人が嫌味たっぷりに言った



「いいよな愁は……授業が終わればこうやって彼女が迎えに来てくれるんだからさ、羨ましいわ」


「だったら、お前も早く彼女作ればいいだろ?」


「うるせー、余計なお世話だ」



陸人はそう言って教室を出て行った