【完結】俺様王子×天然ちゃん

「どうしたの?ため息なんかついちゃって……珍しじゃない」



麻紀ちゃんは頬杖をつき、そう言った



「ううん……なんでもないよ」



「そう?なんか元気ないわよ?」



「そんなことないよ、ただ、愁くんとずっと一緒に居られるのかな?って思っただけ」



あたしはそう言ってニコッと笑った



「なに言ってんの、大丈夫よ、あんたたちなら」


麻紀ちゃんはそう言うとあたしの頬を突っ突いた


「……えっ?」



あたしは麻紀ちゃんをジッと見つめた



「だって、楓は王子のこと信じてるんでしょ?」


麻紀ちゃんは首を傾げて言った