俺たちは食べ終わると店を出た。 秋の空はもう暗くなり始めていた。 「じゃあ、また明日ね!」 「おぅ。今日は何かとありがとうな!」 振り向くと、アキはブンブン音が鳴るくらい手を振っていた。 俺はそれに答えるように軽く手をあげた。 そして、お互いそれぞれ家に帰った。