お店の鐘に見送られながら、お店を出る。

「ありがとうございました」

「どういたしまして」

 家に帰ろうとしたとき、道路の向こうに見慣れた姿を見つける。百合と木原君だった。

 私は今日、二人が放課後に会っているとは知らなかった。もちろん私に教える義務があるわけじゃない。