『契約彼女』

どちらかといえば、

危なっかしいハナには

いつもヒヤヒヤさせられる。


腕を枕にしてぴったりくっつくように

眠るハナを軽く抱きしめて

ぼんやりと思い返す。


「おはよぅ…。」

顔をこすりながらハナが呟く。

スッピン、ナチュラル。

ハナは嫌がるけど、

俺はわりとキライじゃない。