俺と鈴子の恋は

このストレートのようだった。



俺の一直線な想いは

鈴子の心に届いた。


しかし、

ストレートばかり投げているとすぐに打ち返されてしまう。



俺は、変化球を覚えるべきだった。


鈴子への気持ちを真っ直ぐに伝えすぎて、

俺は失敗した。




もう一度チャンスを下さい。

神様。




俺以上に彼女を愛せる人はいないんです。


俺は一生鈴子だけを愛すと誓います。




誰にも負けない強い愛だけでは、

だめですか?






3球三振。


ストレート勝負で、三振を取った俺に鈴子が微笑むんだ。



「健太!!やったじゃん!!この調子だよ!」


別れてもこんなにそばにいることができる俺は

幸せ者だ。



でも、そばにいるせいで俺の気持ちは

以前よりもどんどん大きくなるんだ。