別れてしばらくは、気まずい日々が続いた。



でも、残酷なことに…

別れる原因になった「誰か」・・・



隆介が俺と鈴子を救ってくれた。




俺達は3人でいることで、気まずさを乗り越えることができた。


隆介は、どこへ行くにも俺と鈴子を誘い、

練習が終わるといつも3人で帰るようになった。




まぁ、鈍感な隆介は気付いていないだろうが。




鈴子が自分を好きだなんて…




「健太、もう一回がんばれって!!」


隆介は、鈴子と俺が再び付き合う日が来ると信じていてくれた。