一瞬よぎった。 俺の脳内に、野球以外のことが入り込んだ。 昨夜の電話。 理沙からのやり直そうの電話… もう未練はないはずだった。 そんなことどうでもいいのに、昨夜俺は眠れなかった。 試合前の興奮なのか、理沙のせいなのかわからなかったが。 でも、理沙のことが全く頭の中になかったとは言い切れない。 俺のせいで、負けたんだ。 鈴子の涙を見ていられなかった。 甲子園行きが決まったら鈴子に告白するよって健太は言っていた。 俺のせいで…