『今日の牡羊座の運勢は… ざんねーん!最下位です』 今日のお天気アナウンサーが、ブリブリしながら、あたしの運勢が最下位だの何だのと言ってたのを思い出す。 「はぁ、何か最悪。」 HR後、あたしは居残りして課題を終わらせようと思い、今に至る。 「…憂鬱」 『憂鬱なの?』 「そ、だって…って ……えっ?!」 何処からともなく聞こえた声。 その声の方を振り返る。 あたしは、自分の目を疑った。 「な、何で………?」