チョコレートコスモスⅠ

そんな子が拓哉の下につくなんて珍しい。



大抵はそこで終わりにするのに。



拓哉は私の心の中を覗いたように



笑って付け加えをした。



「タヌキヤローが俺のために選ぶわけねぇだろ。



偶然だよ、偶然」



「まだ狸さん現役なんだ」



「ああ、まだピンピンしてあがる。



早く山に帰ってくれないかな」




そのあと拓哉と目が合ってしまって



笑ってしまった。



懐かしい気持ちだ。