……あれれ?



ここ…どこだ?



薄暗かった景色はすっかり真っ暗になっている。



怖い……



夜にひとりぼっちなんて…




「…お母さん…おばあちゃん…お父さん……怖いよぉ…」




ひとりぼっちを認識したとき、怖くなって涙がドッと溢れ出した。




「っ…わぁぁぁ…ぅ…誰かぁ…」




泣きながら必死で歩いて、やっと、一つの街灯を見つけた。




「…ぅ…ぅ…」



私は頬を伝う涙の粒を拭って、その街灯の下にちょこんと座った。





…迷子になっちゃった……




寒いよ。



怖いよ。





助けて……