そんな俺の表情を察してかサヤは俺の顔を覗き込みながら
「な~に~?」
と顔を近づける。
「……重い。」
無駄に胸を押し付けられても、今は楽しんでいる余裕はない。
「ちょっと、か弱い乙女になんてこと言うのよ~。」
「だ~れ~がか弱い乙女だ。」
「じゃアタシはなんなのよ。」
…………。
「……雌…だな。」
「う~ん、間違っちゃいないわね~。」
サヤはイヤらしく笑みを作り、
「だから~
もう一回。」
と第3ラウンドに突入した。
「な~に~?」
と顔を近づける。
「……重い。」
無駄に胸を押し付けられても、今は楽しんでいる余裕はない。
「ちょっと、か弱い乙女になんてこと言うのよ~。」
「だ~れ~がか弱い乙女だ。」
「じゃアタシはなんなのよ。」
…………。
「……雌…だな。」
「う~ん、間違っちゃいないわね~。」
サヤはイヤらしく笑みを作り、
「だから~
もう一回。」
と第3ラウンドに突入した。


![ある冬の日に。[冬]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.778/img/book/genre1.png)