甘いクスリ


 

「真月、久しぶり。」

更に、真月さんの背後から
堂野先生が来て。

なんなの?これは・・・
めちゃくちゃ、
きらびやかな雰囲気。

「ああっ堂野センセ。
ご無沙汰してますぅ。」

ニコニコにご機嫌で、
ひまわりみたいに、
ゴージャスな真月さんが、
羨ましい。

私の大好きな人を
勝ち取って、
そこそこ成功もおさめて。

私に無いもの全てを
もっている気がした。


私も、鷹尾先生と・・・


うまくいけば


こんな風に
笑顔だったのかな?



でも・・・


目の前の、茹ダコさんは
そうじゃなかったよね。

きっと・・・