「先生は・・・?
今年も弾くんですか?
あの・・・奥さんは?」
「俺?多分ね。
まだ、何も決めてないけど。
真月は、どーすんだろな?
透、次第じゃね?」
先生は、タバコに
火を点けながら言った。
「ああ、いつもの・・・」
定番になってるよね。
しかも、毎度、トリで。
ストレスないのかなぁ・・・
なんて、考えてた時
「あ。ここにいたんだ?」
ものすごいオーラとゆうか
空気を感じて
そちらを向けば・・・
いや、だから
鷹尾先生、真っ赤だから。
奥さんでしょ・・・
一緒に、住んでるんでしょ。
どれだけ、ピュアなのよ
「樹里、真っ赤よ・・・」
真月さんが、苦笑した。



