甘いクスリ



 
あんなに、俗にゆう
イケメンで
いつも、周りに
人が一杯の割には


・・・エピソード

聞かないよね・・・?



意外に、プライベート
何にも聞かないよね。



何で?





思わず眉間に
シワを寄せた。



「都筑さん?久しぶりだな。」

不意に呼ばれて振り返る。


鷹尾先生っ!!


一瞬にして、
顔が真っ赤になった。


「お久しぶりです。」

変な汗をかきながら
挨拶する。


顔が熱いよ−−−

私、よく、これで
レッスン受けてたよ。


「すっげー、ほてってるけど
熱でもあんの?」

「いえっ・・・
走ってきたもので・・・」

・・・・言い訳、失敗した。
だって、まだ30分前だし。

だけど、そこは、
天然君の先生だから

「なるほど」


・・・いや・・・まあ

いいんですけど・・・



「あ、そういや、都筑さん
イベント出るんだって?

初参加だな。」

先生は、思い出したように、
言葉を続けた。


「えっ?あぁ・・・
まぁ・・・。」

何とも微妙な返事を
してしまった。