「麻由、おはよっ。」

「おはよ、咲♪」


いつもと変わらない朝の教室。
違うのは私のテンション。


「なんかいいことあったでしょ?にやついてる。」

「そぉ〜?えへへ、まぁねぇ♪」


気持ち悪っ、とか咲の呟きが聞こえた気もしたけど気にしない。


「悠斗さまさまと何かあったの?」


私の肩に手をかけ、自信あり気に聞いてきた。

さすが親友、
よくわかってらっしゃる。