白のアリア

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ずいぶん歩くと
大きな森に出た。




鳥居のようなものがあって、
その先から風がこぼれているように見える。





…鳥居なんて…。



なんか、日本みたい…。




「さ、ユイ。
おまえはこれを」



「なに、これ」



レインに腕輪のようなものを渡される。




「いいからつけとけ」






…はぁ…。






つけろというならつけるけど。





そう思って腕輪をして、
鳥居の中に入った。




バチバチバチ…!!!!!




電気のような感じがびりびりと
体中を駆け巡る。




歩くのも難しくて
鳥居の中を進もうとするたび
激しさは増した。




「な、にこれっ・・・!!」




痛いっ…!




しばらくするとやがて電撃はおさまって
しびれも取れていく。



私が体を押さえていると、
シルが何か言いたそうな表情で
こちらを見ていた。




「…?シル?どうかしたの?」




「…なんもない。先行くぞ」