白のアリア

「…たとえきめられた人生だって、
それが自分の人生であることには
変わりないでしょう?


大切なのは、自分の心だよ!!」



……きめられた人生の中で、
どう生きるか。



どの道を選ぶか。




それだけは、自分で決められる道。




「……私は、そのおかげで
いろんな人に会えた!


守護者のみんなや、フィラさん、
スピカや夢妃……」



きめられた人生だからといって、
不幸ばかりのはずはない。



幸せになりたいのなら、
自分で作らなければ。




「……運命だったからこそ、
見つけられる幸せもあるんだよ」





「………ッ、うるさい!!!」




ビクッ。




「……あなたに、あたしの何がわかるっていうのよ……。
わかったようなこと言わないで!」



シュッ。



すると彼女は爪を長くのばして
私の喉にあてる。



爪の先から、かすかに血が流れた。





「……ミーモット……さ…」




「……連れて行こうと思ったけど、止めよ。
あなたがあたしを怒らせるから悪いの。



……さようなら」



そして爪が、振り下ろされた・・・。