白のアリア

「ミャ゛ッ…!!!


な、何をする!!!」




見てみればシェルをつまみあげた
ソルジエがいた。





「ソルジエ…」



「…変な匂いがすると思って
来てみれば……おまえか」



「う、うるさい!


一応、同じ半人族だろう!
さっさと手を離せ!」





半人族…?




半分人、ってことかな?
ソルジエは狼にもなれるもんね。



あれ?
じゃあ、シェルも人間になれるってこと?




「おまえがそのうるさい口閉じるならな」




「みゃっ…!?」



なんだ、意外と猫っぽい声も出すんだ。



そう思っていたらソルジエの勢いに圧され、
シェルはしぶしぶ黙って下ろされた。




「これで、少しはマシになるだろ」



やっとゆっくり寝れる。



そんな感じでまた屋根に上っていった彼。




…ひょっとして、助けてくれた?




「ソルジエ、ありがと!」



何も言わないのは肯定だよね、きっと。




微笑んでいるのもつかの間。



「あ、そうだ!
レインたちにシェルのこと教えなくっちゃ!

行こ、シェル!
みんなに挨拶しに!!」


シェルは嫌そうな顔をしたけれど
私の肩に飛び乗った。