白のアリア

パキィィィンッ……!!!




壁が割れるような音がして
力の風が止んだ。




波動の消えた風の中。






「…ユイ…」





ちぃとシルの間に、唯が立ちふさがっていた。





「…唯、そこをどいて」





「どかない。

……これ以上、みんなを傷つけないで!


もし、まだ続けるつもりなら…
私が相手になる」



強い瞳で、そういった。





「…っ…」




その言葉に、一瞬ちぃの力が抜けた。




切なそうな、寂しそうな表情を浮かべて。





「…もう、いい。

…紫花、帰るよ」




「…ちぃ!?」




出て行ったちぃを追うように
紫花も姿を消した。




「…はぁぁぁー…」




姿がなくなったのを確認すると
唯はその場にへたり込む。




「…ぁ、みんなだいじょう…!?」




グッ。



「…無事で良かった」