そして「あなたが一哉くん?」
愛実のお母さんだ。

そっくりだな。。。

「はい、」
「病院によんだのはね。愛実があなたの話を毎日聞かせてくれてたからなのよ」

お母さんは涙を我慢してはなしてくれた。

「愛実は持病があってね。心臓病なの。
もう命は少ないって言われててね。でもあの子は好きな人がいなかった。
でも、一哉くんにあってから変わったのよ。
毎日楽しそうに帰ってくるし。話も多くなって。。。
もう病気なんてなくなったみたいだった。」


「え、それは。」
「そうよ。あなたが愛実の初恋の人であり、命をのばしてくれた人」

「俺は。俺はなんにもできませんでした・・・。」

そういうとお母さんは
「いいえ、あなたじゃなきゃこんなにも笑顔でいっぱいの
愛実をみれなかったわ。」


「あぁーーーーーーーーー!!!」
俺は泣いた、何もかもなくしたように。

「愛実に出会ってくれてありがとう。」

そういてお母さんも泣いていた。

「愛実ーー俺は。。。お前じゃなきゃダメなんだよ!!」

そういった直後に

「愛実のポケットに、これが入っていたわよ」

泣きながら俺に1つの手紙と箱がわたされた。