そんな興奮しちゃってる私をよそに圭吾は、私の手を引っ張り動物園の中へと入って行った。 「何がみたい?」 そういう圭吾は、いつもより子供っぽくて… 目がキラキラしてる。 「うーん…圭吾は?」 「虎!、見に行こっか」 思いついたように走り出して檻の前にやってきた。 虎ってやっぱり猫科だな〜なんかじっとしてる時は普通に大きい猫みたい… 私は食い入るように虎を見つめた。 動物園に来るなんて小学生の時に家族で来て以来だもんな… -