優しすぎるよ……圭吾… 「でもね、それが圭吾のいいとこなのかも」 なーんて私は余裕を圭吾に見せつけた。 「気持ち我慢しちゃう雪乃はやっぱり優しい子だ………俺は雪乃一筋だから覚えといて…」 私はまた強く頷いた。 優しい月明かりが私たち2人を照らしている。 「帰ろっか?」 圭吾が私に手をそっと差し出した。 私ゆっくりと差し出された手を握った。 -