「行っておいで…」 亮くんは私に言った… 「…………うん…」 私はただ頷いた… 「雪乃ちんが…どんな返事をくれるかは…もうわかってるから…洋菓子屋の場所わかるよな?」 「うん、大丈夫。ありがとう亮くん…嬉しかった…」 私がそう返事をすると… 「…やっぱりな」 そう言って泣きながらニコッと笑ってくれた… 私が荷物を持ち教室を出る瞬間… 「俺は待ってるよ…ただし圭吾の代わりにはなれないけどね………いってらっしゃい…」 そう言って私を見送ってくれた… -