キミがいるから出来るコト

再び長い沈黙が訪れた。

男の、涙をすする声だけが室内に聞こえていた。

あたしは、うつむいた。


遼は、そんなあたしの手をそっと握ってくれた。



あたしの頬にも、
一筋の涙が伝った。