父上が城に戻られた途端、平八郎は父上から離れようとしません。 なんとしても真田のことを聞き出したいようです。 「父上! お願いいたします! 私は立派な本多の跡取りになりたい。 だからこそ、戦についてもっと学びたいのです!」 平八郎の意を買ったか、平八郎があまりにしつこいのか、父上もとうとう折れ、翌日から平八郎と父上は一日中話したり、共に稽古をしたりと今まで以上に共に過ごす時間が増えたようです。