その夜は、まんがどうしてもと駄々をこね、殿も喜んでいたため3人で並んで休みました。
普段は乳飲み子のまさの方が手にかかるため、まさにばかり構っているなどと幼子のうちに寂しい思いをさせたくないのです。
それに、まんの異母弟である源之助とは年も同じため、いつも比べられてしまいます。
私としては、世継ぎである源之助はたとえ血は繋がっておらずとも、殿の子として愛しく思うよう努めております。
しかし、真田家の嫁ではないもう一人の私がとどうしても決別することが出来ません。
私の3人目の子が男御子であった時、私はどう思ってしまうのか、と不安でなりません。
そんな私の感情をご存知なのか、この夜は3人で川の字になって実に多くの事を話しました。
言葉を覚えたばかりのまんが必死になってあれこれと話すのを、幸せな気持ちで聞いておりました。


