紅芳記


あれこれ思案した結果、まずは状況をよく知ろうということになりました。

女の身で政に関わる事の憚られる世ではございますが、何事も広い目で見、良く知るということを私はしたいのです。

実際、小田原攻めの折、世都に戦の動向を探らせてもいます。

今度は、小田原攻めとは比べものにならない程危険なのは百も承知にございます。

されど、私は知りたい。

この気持ちは、単に清姫の身を案じるばかりでなく、様々な思いが交差して起こっりました。