紅芳記


たくさんの儀式をし、姫と遊んでいるうちに、あっという間に四日がたってしまいました。

ふじによれば、私は産後の肥立ちも良いようで、ひと安心といったところです。

そして、いよいよ、本日、殿とご対面とあいなります。

湯につかり、綺麗な着物に着替えます。

姫も、体を洗い、真っ白な産着に身を包みました。

侍女の案内で、用意の設えられた部屋に行き、姫を腕に抱いて腰を下ろしました。

それから、仲橋が殿をお呼び申し上げます。

すぐに、パタパタとたくさんの足音が聞こえて参りました。