紅芳記


翌日、ユキの娘が登城いたしました。

私はすぐに目通りし、今は姫と共に遊んでおります。

ユキの娘は本当にユキによく似ており、むやみに泣いたりしない賢い子でございます。

ユキに名を聞いたところ、すくすくと育つことを願い、お竹と名付けたとのことです。

姫の名は、四日後に殿とお会いする際に決められます。

殿のことですので、きっとよい名を下さるでしょう。