紅芳記


しばらく二人で談笑しておりましたら御方様の侍女が来、

「御方様、初様がいらっしゃっております。
お通ししてよろしゅうございましょうか。」

と聞きました。

「初は余程小松殿が好きなようじゃのう。
よい、すぐに参れと伝えよ。」

御方様がそう侍女に伝えさせてすぐ、初様がいらっしゃいました。

「久しぶりじゃの。」

「はい。
お久しぶりにございます。」

初めのうちはツンとしていた初様ですが、いまは打ち解けてくださってとても仲良くしていただいておりました。

それから三人で茶を飲みながら談笑いたしました。