紅芳記


かの、おなご。

まさか、初様も?

「我が殿の子を身篭ったのは、私ではなく側室。
まだ産んだわけではないがの。」

初様も、辛い思いをされていたとは…。

「そのような話、もう終いにせよ。」

淀の御方様に諌められ、口をつぐみました。