北政所様と話した後、淀の御方様という御方がどうしても気になり、翌日にお伺い致しました。 「お初にお目にかかります、真田安房守が嫡男信幸の妻、小松と申します。」 「淀じゃ。」 「先の鶴松君のことは、心よりお悔やみ申し上げます。」 「………今日は何用で参った。 世継ぎのないただの側室の機嫌を取ったところで、何も出ぬぞ。」 「さしたることではございませぬ。 貴女様とお話してみたかったのでございます。」 「話、のう。」