「稲姫さま。 今日はどこに行きましょうか?」 「おなみ、稲姫ではなくお稲と呼んで! 皆には内緒なのだから。 …そうね、川に行きたいわ。」 川には以前おなみに連れていってもらったことがあります。 その時のあまりに綺麗な景色に私は言葉も出ませんでした。