紅芳記


そして、今日は久しぶりに殿と夜を共にする日…。

久しぶりと申しましても、たったの三日ですが。

寝所に着くと、殿はもういらっしゃって、うとうととされています。

私は殿が起きているか寝ているときのお顔しか知りませんから、このようにうとうととした殿を見るのは初めてです。

言い方は可笑しいかも知れませぬが、なんだかお可愛らしい。