「シロぉぉ、君の主人は残酷なんだよよよよよ」 「にゃー」 「そうなんだよ。もうすっごく残酷で、最早鬼畜の域に行っちゃうんだー」 「にゃー」 「うんうん。君にも分かるか。酷いよね、ネコ耳の一つくらい――あ、二つかな。ともかくも、ネコ耳すらつけてくれない残忍さを持つ鬼畜でね」 「にゃー」 「なになに、『ご主人様とお揃いがいいですにゃー』だって。よし、きたっ。私がシロの願いを叶えよう。というわけで、はいネコ耳!」 「そこで俺にふるのか」