俺は立ち上がり、涙を拭った。 こんな事言っててもしょうがないよな。 泣いてるとこなんて誰にも見られたくない。 俺はフラつく足取りで冷えた病院の廊下を歩いた。 目は腫れているのか少しひりひりする。 うつろな目でうつむいて俺は廊下を歩いた。 すると前から何か走ってくる音が廊下を響いた。 「またそんなに走って危ないぞ」 さっきの女の子のお父さんの声だ。