泣き続けた。 今まで泣かなかった分まで。 俺はこの時、初めて"死"というのを知り、それに恐怖を感じた。 怖い。 死にたくない。 誰かに聞いてもらいたかった。 この想いを。 でも、こんな時に限って誰もいないんだ。 友達はずっと前に会ってからもう会っていない。 父さんは出張で県外。 母はいない。 俺が小さいころに死んだそうだ。