アラ君は泣いてる私の手をひいて家の中に入った。 私のカバンを見つけると無言で持って玄関に向かった。 この家に置いてる物なんて1つもない。 カバンの中に携帯もサイフも入ってる。 だから残ってる物なんてない。 玄関を出る時、私は勇気を出して言った。