頭の悪いこの僕に

君の背負った
十字架の重さなんか解らない





美しいけれど
悲しい言葉を
君は良く溢していたね



哀しみで
一杯になってしまった心が
張り裂けてしまわないように





僕はそうやって
君が均衡を保っていけるなら

そっと
出しゃばらないように
見守るべきだと思っていた



僕は頭が悪いから



でも君は
僕に何も言わないで
どこかに消えてしまった



何故?

どうして?

頭の悪い僕には解らないよ!



悲しいけれど美しい
あの宝石のような言葉達を

もう見れないなんて
切なすぎる



寒い雨の日
巣から堕ちてしまった雛鳥のように

ずぶ濡れで震えている君を想うと
悲し過ぎる





君は何処に居るの?

君は何処に行きたいの?

僕の頭が悪いから

力になってもあげられないの?





でもどうか忘れないで

ここに君の言葉を待っている

頭の悪い僕が居る事を



君がまた

顔をあげて歩み出すその日迄

ただただ待っている事を



頭の悪い僕だから

そんな事しか出来ないからさ

☆彡