「克太郎(カツタロウ)行くよ」

母さんのこの一言で
僕の命がけの食料探しがはじまった

今日のターゲットは
人間だ
この生物はとてもスゴイ道具で僕たちを倒す
一番の天敵だ

僕たち親子はある家に忍び込んだ
どうやらまだ朝ごはんを食べてるらしい

「お母さん。僕もお腹空いたよ」

そう言うとお母さんはキッと僕を睨んだ

いつまでも甘えちゃダメ
そう言ってるようだった


人間がとまってるときは最高の食事タイムだ
今の隙に…

僕は人間の腕を狙った
僕がおいしく食事をしてるときに

「母さん。蚊がいるよ」

(ヤバイ!!!)

この声がすると逃げなさいって母さん言ってた
もし逃げ遅れたら
人間についてるでっかいハンマーでやられる

僕は急いで逃げた

なんとかやられずにすんだ

僕が安心してたら母さんがやってきた

「克太郎!!だめじゃない。足を狙いなさいって何度言えばわかるの」

「ごめんなさい…」

「お父さんの二の舞になっても知らないよ!!」

母さんはそう言って僕のとこから離れていった

母さん…ごめんなさい