キミの手 キミの体温



このくだらないやりとりをさっさと切り上げようとする俺に、



「あっ、周助」


「あぁ?」


「……呼んだだけっ」


「……はぁ。切るぞ」



まだ食い下がろうとする質の悪いモーニングコールを、呆れながら強制的に終了させた。



さっきまで騒がしかった耳元が急に静かになってなんだか拍子抜けする。



……まぁいいや。
とりあえず寝直しだ。



素早く布団に潜り込んで眠ることに意識を集中させた。



ただ悲しいことに……。


寝よう寝ようと思えば思う程、意識はどんどんと冴えていってしまうのが道理だ。