「うん! 今日もお弁当、美味しいよ」

「ありがとうございます。あなたにそう言っていただけるのが、一番嬉しいですわ」

中学に入ると、彼女がお弁当を作ってきてくれるようになった。

なのでありがたく、頂いています。

「でもさ、毎朝大変じゃない?」

「そんなことございませんわ。あなたに喜んでいただけることを考えて作っているので、とても楽しいんですの」

「そお?」

ちなみにお茶も彼女特製。美味しい♪

でも…ふと考える。

彼女はモてるし、いずれはあたしのこの場所も、どこかの男の子に取られてしまう。

そう考えると…ちょっとさみしい。