「わたし、あなたのことが好きですわ」

「ありがと!」

にこーとお互いに微笑み合う。

彼女とはいつもこうだった。

「さっ、お弁当食べよ!」

「はい」

彼女のお手製のお弁当を昼休み、二人っきりで中庭のベンチで食べる。

これもいつものこと。

うちの学校は私立で、小学校から大学までのエスカレータ式。

彼女とは小学2年生の時に知り合って、もう8年の付き合いになる。

うちの学校でもトップを競うほどの資産家のお嬢様で、成績も優秀で、美人。

そんな彼女と友達なのが、あたしの自慢。