制服のニオイは恋の予感

上手く誤魔化した


「私もはると一緒が良かったけど…あっ!若村君、同じだね。よろしくね」


真琳は若村君にそう言った


「一緒なの?」


「え?黒板に書いたの見てなかった?」


そうだ…


私、若村君と違って、大貴と一緒だと分かってからは机に伏せてたから、若村君が誰と一緒か見るの忘れてたんだ


「うん…見てなかった…」


「あ〜!もしかして、藤澤君と同じだから、嬉しくて、私のこと忘れてたの?」


真琳は泣き真似をする


「違うってば!」


次の瞬間、真琳の言葉にドキドキした