制服のニオイは恋の予感

「ん?向こうで流行ってたからな(笑)こうして好きな相手に渡して、白紙部分に自分の名前を書いてもらうと二人の恋が実るんだってさ」


照れて、頬を掻きながら真っ赤な大貴


「私、書いていいの?」


「書きたかったら書けよ」


「うんっ!部屋で書いてくるっ!」


私はリビングを出た


素直になるって決めたから、気持ちが凄く喜んでる


部屋の机に向かい、ボールペンを握る


「何色でもいいのかなぁ?ハートマークとか書いちゃダメなのかなぁ?」


1人で気になり呟く


私は階段の上から大貴を呼んだ