制服のニオイは恋の予感

若村君と付き合うことになって興奮状態の私は、フワフワとした足取りで家へと向かった


もう少しで家に着くのに、目の前にはまたしても大貴の姿


「一緒に帰って来たのか?」


「大貴には関係ないでしょ!」


教室での出来事が鮮明に思い出される


「関係あんだよ…」


「何よ!あんなことしといて、よく声かけられるわね!バッカみたい」


私は大貴を放って家へと歩く


「待てって!」


大貴が私の肩に手を置いた


「イヤッ!」


体が大貴を拒絶する