制服のニオイは恋の予感

若村君は私の隣にしゃがみ込み、頭をポンポンしてくれた


「…っ…ごめっ…なさ…い…」


若村君、キスされてたの見たよね


ドコから見てたの?


私が若村君の制服着てたのも見たの?


私、バカみたいでしょ?


でも…若村君の匂いに包まれたかったの


ごめんなさい


フワッ…


私に何かが被さった


ソレは若村君の制服


顔を上げた私の目の前には若村君の泣きそうな顔があった


そんな顔しないでよ


「俺の制服…いつでも貸してやるから」