真琳が帰った後、ドッと疲れた私は、クーラーの効いたリビングでテレビを見ていた


「遥〜」


お母さんが話しかけてくる


「さっき買い物行ったんだけど、偶然藤澤さんに会ってね〜」


「あぁ〜大貴のとこのオバサン?」


「今度、うちにおいでって!」


私はお母さんの方へ顔を向けた


「何で?」


「ん〜古墳が何とかって言ってたわね〜何か埋めたんでしょ?大貴君と」


「あ、うん…昔ね」